OURHOME主宰・整理収納アドバイザーEmiさんによる連載「お子さまといっしょが楽しい入学準備」。最終回のテーマは、卒園・入学服の選び方についてです。
最終回 シンプルだから長く使える、卒園・入学服の選び方
OURHOME主宰、整理収納アドバイザーのEmiです。
もうすぐ卒園・入学シーズンですね。お子さまのハレの日の洋服を探し始められる方も多いのではないでしょうか。
わが家には小学1年生の男女の双子がいるのですが、保育園の卒園式や、小学校の入学式では、ハレの日用の装いが必要となりました。洋服でもインテリアでも、私のモノ選びのルールは同じ。「専用のものはなるべく持たず、定番で長く使えるもの」を選ぶようにしています。
今回は、子どものハレの日用の服選びのポイントについてご紹介します。
使い回せるシンプルなものを選ぶ
お子さまの卒園・入学式の洋服をその時だけ着て、後は押入れやクローゼットに眠っている、というお話をよくお聞きします。
その時だけにしか使えない「専用のものは買わない」というのがわが家のルール。これはインテリアや収納用品、子どものハレの日服においても同じです。
わが家では、子ども服もシンプルで使い回しのできるアイテムを選ぶようにしています。シンプルなデザインのものは、男女の兄弟でも兼用できたりとお財布にもやさしく、ママにとっても魅力的なのです。
ハレの日用に、そのためだけのお洋服を買うのではなく、せっかくなら普段にも着回せるものを選びたいと思っています。
コサージュなど小物をプラスしてきちんと感を演出
娘が保育園の卒園式で着たワンピースは、私の母が縫ったもの。普段にも着られるように、シンプルなデザインにしてもらいました。卒園式では、ちょっとだけ存在感のあるコサージュをつけてハレの日の装いを演出しました。
ベースの8割をシンプルにして2割を小物で遊ぶという感覚は、インテリアも洋服も同じ。例えば、床や壁、カーテンはシンプルだけど、クッションや雑貨をカラフルに遊んでみたりと、程よくバランスをとりたいと思っています。
お子さまのシンプルなワンピースに、おうちの方が使われているブローチやコサージュなどで、ハレの日を演出してみるのもよいですね。
組み合わせを変えて、普段にも着回そう
娘が卒園式で着たワンピースは、パーカーと合わせて普段にも着回しています。レストランにいくときは、カーディガンを羽織れば、ちょっとしたおめかしスタイルにも変身。合わせるものを変えるだけで、ハレの日の洋服から普段の洋服としても着回せます。
高価なものだとついつい「綺麗においておきたい」と思ってしまいますが、シンプルなものは着回して長く使えるところがお気に入りです。
いかがでしたか?
「専用のもの」ではなく、「長く使えるもの」を選ぶと、何通りにも使い回すことができて、収納スペースもお金も無駄にならないので一石二鳥です。ぜひ、皆さまのモノ選びの参考にしていただけるとうれしく思います。
OURHOME主宰/整理収納アドバイザーEmi
大手通販会社で、8年間の企画職を経た後、「家族のシアワセは、暮らしの基本となる『家』から。」をコンセプトに、2012年、OURHOMEを立ち上げる。現在は収納プランニング、各種セミナー、商品企画プロデュース、執筆活動など多彩に活躍。
2015年には兵庫県西宮に「OURHOMEくらしのレッスンスタジオ」を立ち上げる。
近著に『わたしがラクする家事時間』(ワニブックス)、『わたしの暮らし、かえる、かわる。』(PHP研究所)、『おかたづけ育、はじめました。』『子どもと一緒にこんなこと。』(大和書房)などがある。
暮らしや子育てのアイディアを発信し続けるブログ「OURHOME」は現在月刊170万PV。NHK「あさイチ」「助けて!きわめびと」などメディアでも活躍の場を広げている。