ランドセルに必要なサイズは、教材の大きさによって異なります。以前は使用するファイルの大きさ(A4フラットファイルまたはA4クリアファイル)がサイズ選びの基準となっていましたが、今はタブレットが収納できるかという新たな視点が加わっています。一昔前とは大きく異なる現代の小学校生活に対応するため、ランドセルサイズの種類や選ぶべきサイズなどを解説します!
ランドセルのサイズにはどんな種類がある?
【主には以下の2種類】
・A4フラットファイル対応サイズ
・A4クリアファイル対応サイズ
ランドセルのサイズで見かけるのが、主にA4フラットファイル対応サイズとA4クリアファイル対応サイズ。これらのサイズは、それぞれの名称のファイルがそのランドセルにすっぽり入ることを示しています。
A4フラットファイルとA4クリアファイルとは
・A4フラットファイル:横幅約23cm 厚紙、堅いファイル
・A4クリアファイル:横幅約22cm プラスチック製、透明の柔らかいファイル
現在、小学校で使われている主なファイルは、A4フラットファイルとA4クリアファイルの2種類です。両方ともA4ですが、サイズや素材には違いがあります。A4フラットファイルの方が若干大きく、曲げにくいです。
A4フラットファイル対応サイズとA4クリアファイル対応サイズの違い
<A4フラット> <A4クリア>
A4クリアファイル収納 〇 〇
A4フラットファイル収納 〇 ▲
タブレット収納 〇 〇
荷物の収納量 〇 ▲
ランドセル自体の軽さ ▲ 〇
ランドセルのコンパクトさ ▲ ▲
サイズの違いは横幅に1cmの差がある程度で、見た目はほとんど変わりません。重量の差はおよそ20~100gとA4フラットファイル対応サイズの方が若干重いです。
A4フラットファイル対応サイズとは
A4フラットファイル対応サイズの最大の特徴は容量の大きさです。タブレットもすっぽり入る大きさのため、持ち運びも問題ありません。そのため、A4フラットファイル&タブレット対応サイズと書かれていることもあります。
A4クリアファイル対応のサイズと比較して横1cm大きい程度ですが、A4フラットファイルがまっすぐ入るサイズで、他の荷物も多めに入ります。しかし、容量が大きいことからA4クリアファイル対応のサイズと比べると、やや重たくなるという点があります。ただし、その差はノート1冊分以下です。ランドセルは実際には数キロの教材を入れて背負いますので、その差は、お使いいただく上ではあまり気にならない程度の差といえます。
A4クリアファイル対応サイズとは
A4クリアファイル対応サイズの特徴は小さく、軽いことです。小柄なお子さまの負担を少しでも減らしたい場合に良いでしょう。ただ、学校でも頻繁に使用するA4フラットファイルを入れようとすると、横幅が小さいためA4フラットファイルの端が折れ曲がったり、変形したりしてしまいます。
また、ファイルやプリントが折れ曲がってしまうだけでなく、他の荷物の収納スペースを圧迫するのでA4フラットサイズ対応と比べると容量は小さいです。GIGAスクール構想の推進により学校から配布されるようになったタブレットが、ものによってはランドセルに入らないことも考えられます。
ランドセルの購入前に!サイズ選びで確認しておきたいこと4つ
ランドセルのサイズを選ぶ際にA4フラットファイル対応かA4クリアファイル対応で迷ったら、以下の4つを確認しましょう!
学校でA4フラットファイルを頻繁に使うのか
これからお子さまが通う予定の学校で、A4フラットファイルを使うか確認しましょう。教室に置いたままで良いのか、頻繁に持ち帰る必要があるのかなど学校によって対応は異なります。お子さまの通う小学校の先輩ママに聞いてみるのもおすすめです。
タブレットを持ち運ぶ必要があるか
通う予定の小学校ではタブレットを持ち運ぶ必要があるか、また、配布されるタブレットのサイズはどのくらいかも確認したい大切なポイントです。文部科学省が提示した「GIGAスクール構想」によって、2021年度から各小学校で本格的にタブレット授業が始まっています。
一人一台タブレットが配布されていますが、タブレットの取り扱いルールは学校によってさまざま。日常的にタブレットの持ち帰り学習を促す学校もあれば、学校からの持ち出しを禁止している学校もあります。また、配布されるタブレットのサイズも学校によって異なります。事前に確認しておくとよいでしょう。
毎日どれくらいの量の荷物を持っていくのか
荷物を入れるためどのくらいの容量が必要か、事前に把握してからランドセルのサイズを決めると良いでしょう。一般的にお子さまが毎日小学校に持って行くものは以下の通りです。
・教科書
・ノート
・連絡帳
・ドリル
・筆箱
・下敷き
・給食袋 など
これらの荷物に、日によって体操着、雨具、上履き、学校によってはタブレットなどが加わります。
学校側で手提げ袋を許可しているか
ランドセルに収まらない荷物は、手提げ袋に入れて持ち歩くこともできます。しかし、手が塞がる危険性から手提げ袋を持って登下校することを許可していない学校もあるようですので、事前に確認が必要です。
学校で許可している場合でも、雨の日は傘と手提げ袋を持つことになり、両手が塞がってしまいます。できる限りランドセルに荷物が収まると安心ですね。
ランドセルはA4フラットファイル&タブレット対応サイズを!選ぶべき3つの理由
やはり、ランドセルのサイズはA4フラットファイル&タブレット対応を選んだ方が安心!選ぶべき3つの理由を説明します。
荷物がキレイに収まる
A4フラットファイルが折れ曲がらずに入るサイズのため、教科書やノートなど他の荷物もまっすぐキレイに収まります。荷物がキレイに収まると気持ちが良く、お子さまが積極的に整理整頓をするようになることも期待できるのではないでしょうか。
たくさんの荷物が入る
今の小学生は、教科書やノートだけでなくタブレットを使用します。学校に持って行く荷物の量や種類も学年や日によって変わりますし、ものが多くなる時のことを考えると、荷物がたくさん入るランドセルを選ぶのが良いでしょう。学校でA4フラットファイルを使わない場合でも、このサイズを選ぶことで荷物をたくさん入れられるというメリットがあります。
お子さまのストレスを軽減できる
ランドセルを購入するのは小学校入学前。小さなからだで背負う姿から、「少しでも軽いものを選んであげたい」という気持ちもあるでしょう。しかし、荷物が増えファイルをランドセルにすんなり収められないと使いづらく、そのストレスから持ち帰りが滞ってしまうことも。ランドセルは毎日背負うものなので、使いづらさにストレスを感じることなく、快適に使えるものを選びましょう。
セイバンのランドセルはすべてA4フラットファイル&タブレット対応サイズ
セイバンのランドセルはすべてA4フラットファイル&タブレットに対応したサイズです。
また、セイバン独自設計で肩ベルトに内蔵した「天使のはね」など重たい荷物を背負ったときに軽く感じる機能をはじめ、背負い心地にこだわっています。
A4フラットファイル&タブレットサイズに対応したサイズであるかどうかはランドセル選ぶ際の重要なポイント。ランドセルをご覧になる際は、対応サイズをしっかりご確認ください。