ごあいさつ

ランドセルは6年間のおつきあいの始まりです。

株式会社セイバンは、1919年創業から培ってきたものづくりの技術をベースに、戦後1946年よりランドセルの製造販売に注力し、つねに国産にこだわった理想のランドセルを追求してまいりました。
そのなかから生まれた「天使のはね」は、2003年の新発売以来、大きな評判を呼び、その後も年ごとに進化を加えてランドセルの新たなスタンダードを築いてきたと自負しております。

昨日より今日、今日より明日、セイバンはつねにものづくり技術を磨くことにこだわってきた職人魂のある集団です。どんな小さな改善でも、子どもたちにとってプラスになることならとことんやっていこう。そんな社員一人ひとりの想いが、つねに意欲的なセイバンの社風となり、次の話題商品を生む原動力になっているのです。

その原点にあるものは、ごくシンプル。子どもは本当に可愛いもの。そんな子どもたちを守り、幸せにしたいという、大人なら誰もが抱く想いに他なりません。私も同じ年頃の3人の子どもを持つ親として、心からそう思っています。セイバンに集い、働く誰もが、同じ想いを抱いているからこそ、前へ進めるのです。

子どもたちのからだにも環境にもやさしい「エコロジカルランドセル」も、そんな想いから生まれたトライアルの一例です。セイバンの工場から送り出すランドセルは、すべて、何百種類にも及ぶ素材・部品を国産※にこだわり、有害物質が含まれないことをチェックしています。 ※一部の商品に使用しているメモリーフォーム(衝撃吸収材)はMADE IN USAです。

今、少子化が進む一方で、次代を託す子どもたちを“社会全体で育てる”という広い視野からの発想が求められています。子どもたちにとって小学校の6年間は、知性や感性、社会性を育み、長い人生の出発点となる大切な時期です。セイバンとしても、6年間ずっとお子さまのからだと心に寄り添うランドセルのメーカーとして、ご入学時にお買い上げいただくだけの関係ではなく、小学校生活の6年間、それ以上のスパンで、お子さまにとってよりよいサービスやサポート面を充実させてまいります。 ランドセルを通じたお子さまとのご縁を、大切に育んでいきたいと願っています。

代表取締役 社長 泉 貴章