「マチ」「カブセ」「Dカン」など、ランドセルのパーツには普段聞きなれない用語がたくさんあります。今回は、ランドセルの機能を理解するうえでも覚えておくと便利なランドセル用語をご紹介します!
ランドセル用語集
カブセ・カブセ裏
カブセとはランドセルの顔とも言える「ふた」のことです。教科書類を雨などから守る役目を果たしています。
またカブセの裏側を「カブセ裏」と言います。時間割を入れるスペースがあり、特長的なデザインが描かれているものもあります。
マチ
ランドセル側面の、ものを入れるための“カバンの厚み”になる部分です。
大マチ
教科書などを入れるメインのスペースを「大マチ」と呼びます。セイバンでは、大マチの側面にあたる部分を「サイド」と呼んでいます。
小マチ
大マチの手前にある小さなポケット状のスペースを「小マチ」「細マチ」と呼びます。
前ポケット
カブセを開けた部分にあるポケットのことです。セイバンのランドセルにはネームカードを差し込むことができる「名刺入れ」や、チャックを開けた内部に「鍵フック」がついています。
鋲(びょう)
カブセ部分などにつけられた金具のことで「カシメ」と呼ぶこともあります。ハート型やエンブレム入りなど、「飾り鋲」として特長的なものが使われることもあります。
ナスカン
ランドセルのサイドや肩ベルトに取り付けられた、バネで開閉するフックのことで給食袋などをつけます。
セイバンではサイド部分のフックに「セパレート式安全フック」を採用し、安全対策として一定以上の荷重で外れる仕組みになっています。
Dカン
ランドセルのサイドや肩ベルトなどにつけられた、ものを引っ掛けるための金具のことです。
前ベルト(前締<まえじめ>)
ランドセルのサイドから、小マチにかけて通してあるベルトのことです。セイバンのランドセルには、お子さまの安全面を考え、前ベルトに反射材を搭載しています。
肩ベルト
ランドセルを背負うときに肩にかけるベルトです。セイバンのランドセルには、反射材やナスカン、Dカンなどが装着されています。
下ベルト
ランドセルの底面から出ているベルトのこと。これと、本体上部から伸びる肩ベルトを留め具(美錠)でつなぎ、一本のベルトにして背負います。
背カン
肩ベルトとランドセル本体をつなぐジョイントパーツのことです。セイバンのランドセルには肩ベルトと背カンのジョイント部分に「天使のはね」が内蔵され、肩にフィットするような仕組みになっています。
背あて(背裏)
背中にあたるクッション部分のこと。お子さまの背中に直接触れる部分であるため、クッション性の高さ、通気性の良さなどが求められます。
ランドセルフック(吊りカン)
ランドセルを机のフックなどにかけることができる金具のこと。吊りカンと呼ぶこともあります。
持ち手ハンドル
肩ベルトの付け根部分についた持ち手のことです。持ち手ハンドルを使えば、ロッカーなどから出し入れするときや、大人がランドセルを持ち運びするときに持ち運びしやすくなります。
錠前(じょうまえ)
カブセと本体を留める金具のことです。セイバンのランドセルには、左右どちらからも開閉できたり、ワンタッチで閉まる機能を搭載しています。
まとめ
普段聞きなれないランドセル用語ですが、各パーツの名前と機能について知っていただけましたでしょうか。ランドセル選びの際に、ぜひ活用してくださいね。