入学準備のスケジュールから、学習・生活環境の整え方、小学校で必要な準備物まで。
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今回のテーマは、「入学後の習い事は複数にするべき? 小学校低学年での習い事の傾向」です。
来年小学校に入学するお子さまがいらっしゃる保護者のかたの中には、入学準備を始めるこの時期、入学後の習い事をどうするべきか、お悩みのかたもいらっしゃるようです。新しい習い事を始めるべきか、今までの習い事とかけもちできるのか…。入学を機に習い事を見直したいとお考えなら、今からゆっくり検討するのがおすすめです。今回は小学校低学年での習い事の傾向をチェックしながら考えてみましょう。
小学校低学年の45%以上が習い事をかけもち
ベネッセのアンケートでは、習い事が1つのお子さまは38.3%、2つは31.2%、3つ以上は15.7%、何もしないが14.8%という結果でした。45%以上のお子さまが習い事をかけもちしていることになります (※) 。習い事が3つ以上のご家庭では「だらだらと過ごさせないため」「一人っ子なのでたくさんの活動に参加させる」といった意見がありました。反対に習い事が1つか2つのご家庭では「お友達と遊ぶ時間を作ってあげたい」という声も。
(※)<調査概要>入学準備の今! 6 大ギモン調査キャンペーン(小学校入学前の子どもをもつ保護者 747 人に対して 2014 年 12 月実施)
小学校低学年の習い事で多い組み合わせは「家庭学習」+「スポーツ」
では、小学生で習い事をかけもちしている場合、多い組み合わせはどんなものなのでしょうか。
ベネッセ教育総合研究所では、習い事を「スポーツ活動」「芸術活動」「教室学習活動」「家庭学習活動」の4つのカテゴリーに分け、どのように組み合わせているのか調査しています。ここでの「家庭学習活動」は、通信教育や市販のドリル、知育教育のアプリやDVDなどを指します。
小学校低学年では「家庭学習活動」+「スポーツ活動」の組み合わせがいちばん多く17.6%を占めます (※) 。家庭でできる教材とプールやサッカーといったスポーツ系の習い事をかけもちするお子さまが多いようです。高学年になると中学校・高校の受験に備え、さらに学習塾をかけもちするお子さまも増えます。スポーツと勉強の両立を望む保護者のかたの気持ちがうかがえますね。
(※)<調査概要>ベネッセ教育総合研究所「第2回学校外教育活動に関する調査」(2013<平成25>年)
習い事のかけもちには通信教育などの教材も活用
習い事選びでいちばん大切なのはお子さまの「やりたい!」という気持ちです。また教室までの距離や費用の面など、無理のない範囲かどうかも考えるべきポイント。さらに、入学後の習い事はどうしようかとお考えなら、生活のリズムが変わるという点にも気をつけなければいけません。
低学年のうちに毎日机に向かう習慣をつけることは、勉強が難しくなる高学年、中学校と進むうえで大切になる「こつこつと勉強を続ける習慣や計画を立てて学習する力」を養うといわれています。
その点、家庭でできる通信教育などの教材は、勉強を毎日少しずつ楽しく続けられるように工夫されていますから、小学校低学年で学習習慣を身につけるためにはぴったりの習い事です。プールなどのスポーツ系の習い事、ピアノなどの芸術系の習い事とも無理なくかけもちできるのもうれしいポイントですね。
小学校入学まであと約8か月。ゆっくりと検討してお子さまが楽しく続けられる習い事を見つけましょう。
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